BEFORE
AFTER
- タイトル
- 街並み引き立つフロントガーデン
- 住所
- 鹿児島県出水市
- お名前
- Hさま
- 施工完了日
- 2013年10月
- 施工内容
- 外構リフォーム
- ストーリー
住宅街の通り沿いに建つ立派なお家がHさま邸。
玄関から少し距離のあるカーポートまでの足元。
そして通りに面する北側の目隠しにお悩みでした。
普段からお家の周りにちり一つ見せないまめなHさま。休日は広いメインガーデンや畑の管理もされています。
ご相談いただいたフロント部分はなるべくローメンテナンスで。
そしてご希望の枕木やコニファーを盛り込み、通りからの視線を自然に遮りつつ季節感も楽しめるお庭にしていきたいと思いました。
今回のHさま邸のように管理を要する敷地が広い場合、草むしりや整地など日々の負担を軽減する目的でコンクリートなどで地面を覆う方法を考えることがあります。またブロック積みの塀や、レンガの花壇など頑丈に作り込む部分などもどうしても固く単調な印象を与えがちです。
そんな時SANPOH社では、手間はかかりますが建物や植栽と調和する曲線のデザインを取り入れていきます。
現地で何度もチェックを重ね、基礎・下地や目地仕上げまでしっかり施工します。地味な作業は景観のためだけではなく、建物や住まう人をしっかり守ることにもつながると考えています。
うっそうとしがちな建物と境界の間。ご夫妻はきれいに管理されていました。
今回は奥さまが落葉樹の間を楽しく行き来する姿を思い浮かべながら石板一枚一枚の配置を考えアプローチを作っていきました。
そして最後に、樹木の高さや樹形などのイメージを描き込みます。
工事完了から2年半たった秋のある日。
お邪魔するとご主人さまは長靴姿。かっこいいでしょう?
実はコニファーの花壇の足元にはご主人さまお手製の潅水システムも仕掛けてあります。虫や西日にやられたり、風で被害を受けたりとお庭もいろいろありますが、変化にいち早く気付きご連絡をくださるのはこうして普段からお庭をよく観察して可愛がってくださる証拠ですね。
Hさまの大切にしてくださるフロントガーデンのおかげで辺りの街並みも明るく和やかに感じます。暗い夜道ならなおのこと!たとえ遠回りでも、ライティングのある温かなお庭の近くを通りたいですね。
常緑樹の奥でひときわ目立っていたシラキの紅葉。お花だけではなくすべての植物が日々季節のリレーを続けていきます。植物との触れあいが身近な環境で育った人は、大人になってまたそんな環境を作り上げるんだな・・・とご夫妻を見ていて素敵な気持ちになりました。