BEFORE

AFTER












- タイトル
- 「丘、その先へ」
- 施工完了日
- 2013年
- ストーリー
駆け出しの2013年春。
予算・人数・日数。馬鹿正直にルールを守りはじめて参戦したハウステンボスでのガーデニングコンテスト。
まるでマンガのように次々と壁が立ちはだかり、文字通り右往左往しました!鹿児島からやっとの思いで用意した下草は、シュルシュルと吸い込まれるように足りなくなり、連日苗を求めて佐世保じゅうの園芸店を探し回りました。
乳飲み子連れ夫婦の造園作業は他のチームからひそひそと笑われました…。春先の強い日差しと乾燥した冷たい北風の中の作業。背中に背負われ寝ている子の顔が真っ赤に日焼けしているのを見た時は思わず涙が出ました。
そんな中、鹿児島の先輩同業者の方々には親切にしていただき掛けてもらった温かい言葉は忘れられません。(感謝!en mo yukari/ヤマサキさん、庭吉/タナカさん、はますな彩景/ハマスナさん)
いつも刺激をもらっていたスターブランドクラブ福岡のお仲間、フラワーガーデン寺尾さんご夫妻はサプライズで植栽の手伝いをしに来てくれました。車いすランナーの副島正純さんご夫妻も、わざわざ現場に駆け付けてくださり、とてつもなく強力なパワーを分けてくれました!
派米農業研修同期のThe Beach Dog藤川勇ちゃんご夫妻は空から佐世保の街を見学する素敵な経験を娘にプレゼントしてくれました。
スタッフ宿泊棟での1週間の自炊生活をフォローしてくれた坪井のみなさま。
素敵なびっくりや優しさをいただき本当に助けられました。「お庭はみんなの力がないとつくることができないな」
と、いつも一緒に仕事をしてくださる職人さんや協力業者の皆さんの存在にも感謝を感じたことでした。直後には疲労と悔しさがありましたが、今となってはどの場面もただただ温かく、素敵な方々とのご縁や力をいただき、貴重で有意義な経験をさせていただいた、と笑って振り返ることができます。
いつかまたこのようなガーデニングコンテストにSANPOHのお庭づくりチームとして参加してみたいなぁ。
あの時、声をかけたり手を貸して助けてくれたり、笑わせて元気をくれたみんなのような人になりたいなぁ。そんなことが今は新しい目標となっています。
応援してくださった地元のみなさん、展示中のお庭をはるばる鹿児島から見学に行ってくださった方もたくさんおられました。
今日があるのはみなさんのおかげさまです。
本当にありがとうございます!コンテストのその後、ハウステンボスから持ち帰ってきた下草や樹木は今でもSANPOHのお店のお庭で育っています。
装飾に使ったアンティークのフェンスも素敵なお客さまのもとに渡り、今でもそちらのお庭で大切にしていただいています。