BEFORE
AFTER
- タイトル
- 明るい風を呼ぶ、家族のようなマイガーデン
- 住所
- 鹿児島県出水市
- お名前
- Nさま
- 施工完了日
- 2022年12月
- 施工内容
- 新築 外構 エクステリア ガーデン テラス 格子フェンス ドライガーデン ロックガーデン
- ストーリー
ご新築のお家での暮らしがスタートしてしばらくしたころにお庭づくりのご相談をいただきました。
お住まいの完成と同時に収納や表札・宅配ボックスなどの機能を備えた門柱と、カーポートが既に施工されている状態でした。Nさまご夫妻のご要望は、玄関前に「ドライガーデンをつくりたい」、というもの。まずはいつものように、敷地全体を将来的にどのように使っていくか計画を立てることからお庭づくりが始まりました。
色々とお話をする中で、玄関からカーポートまでの距離が遠いこと。そのために雨の日の出入りが不便であること。そして、ポストやインターホンなど門柱に備わる機能の位置がご家族にとってベストではない、という問題が表面化しました。
そこで、これから楽しみたいドライガーデンのベースづくりとともに、すでに備わった装備の使いやすさを改善する策も合わせてご提案させていただきました。
まずは、玄関と多機能付きの門柱&カーポートの距離問題を解決するために、スロープになったアプローチに目隠しの縦格子とテラス屋根を設置しました。日中、室内に差し込む明るさは失わずに雨風や外部からの視線は遮ることができるため、ずいぶんホッとして過ごしていただけるはずです。また、コンクリート土間のスロープはそれ自体は無機質ですが、日時計のように縦格子の影を映し移り変わる模様のように面白みが加わりました。柱からブラケットタイプの小さな照明も取り付け、暗くなってからの行き来も安心安全。さらに、夜間は昼間とは反対に住まい側からフェンス越しにささやかな明かりがもれて周辺を通行する方にも安らぎを与えてくれます。
そして、ドライガーデンのベースづくり。
まずは土壌改良と防草対策を施しました。高温多湿の環境のため水はけや風通しが気がかりです。雨の逃げ道を確保しながら高低差を設けて抑揚をつけました。雰囲気をつくり出すために石の選びや配置にもこだわりました。
仕上げに、お客さまご指名の植物を植えていきます。管理がしやすいようになるべく性質の似たものを寄せながら、高低差や葉の色や形で遊べるようにと配置しました。毎日植物に語り掛けながら生活されているNさまご家族。
工事完了後は、日々のお手入れを積極的に楽しまれています。
そんなお庭から漂ってくる温もりと、照明の灯かりが相まってNさま邸の周辺はいつも明るい風が吹いているように感じてしまいます。