BEFORE
AFTER
- タイトル
- ログハウスより、今日もあふれるメッセージ。
- 住所
- 鹿児島県いちき串木野市
- お名前
- Sさま
- 施工完了日
- 2022年
- 施工内容
- ガーデン、防草、植栽、花壇、石組、天然木フェンス、グランドカバー、ライティング、
- ストーリー
Sさまご夫妻が私たちのお店をふらっと訪れてくださった時のことをよく覚えています。
古いものがお好きだそうで、控えめなのにお話も楽しくなぜか親近感を覚える素敵なご夫婦でした。
どこかでお会いしたことがあるのか、ひょとしたら有名人?
なんて思ってしまいました。その後、お庭のご相談をいただき現調に伺ったりお打ち合わせを重ねる中でハッとしました。
確かに、お二人にはお会いしたことがあったのです。
それも何度も何度も何度も。
小さい頃に憧れて自分も飛べるはず、とホウキにのる練習もしましたよ。
大きな赤いリボンを付けたあの人と好奇心旺盛なあの人・・・。
そう、キキとトンボ。
お二人の雰囲気はまるでそのお話の続きを見ているような印象だったのです。ガーデニングもDIYもお得意で、ログハウスにぴったりのナチュラルで個性あふれるお庭がすでに出来つつありました。
今回は、雑草や樹木の生育不良などのお悩みで行き詰まりを感じておられたバックガーデンを中心にお庭計画の整理と、土壌の改良や植栽に重点的に取り組むことになりました。お庭の部分は厚いシラスの土壌になっており樹木が根を張ることが難しい状態でした。
また、土手の雑草が敷地に入り込み管理もしにくくなっていました。まずはグランドカバーの植物を剥がし、雑草をできる限り取り除き重機で土壌を入れ替えるところから始まりました。
背の高い樹木がぐんと根を張れる土を目指します。
厄介な雑草が入り込むのを諦めるような環境に変えていきます。次に、植栽スペースをつくります。
Sさま邸は古いものを楽しく取り入れた和洋折衷の奔放なスタイル。その雰囲気のバランスをとって天然石を組みながら樹木や草花を植える場所を設けていきます。
ログハウスの屋根に追いつきそうな高木。
ご夫妻が育ててきたお気に入りのミモザ、枯葉まで楽しめる落葉樹・・・
と、室内からの眺めも確認しながら配置していきました。そして、いったん持ち帰り養生しておいたグランドカバーを再び敷き直しました。
最後に、お子さんも安心して遊べるように天然木のフェンスを取付けお庭を囲いました。海の近くの高台にあるSさま邸ではいつも風が吹いています。
樹木が揺れてとても爽やかです。当分はこまめな雑草のパトロールが必要になりますし、
風が吹く分お水の管理も欠かせません。
お母さんお得意のお料理で気が置けない友人を招いてガーデンパーティもしますし、「新入りのお古」のお手入れはまずはお庭で。
踏切の音がするとお父さんが高い高いをしてくれるはず・・・。薪ストーブの向こう、土間の窓からはいつもご家族の笑顔が見えていそうです。
ご夫妻からのメッセージをたっぷり感じて生まれたばかりの娘さんも、お転婆で素直な女の子になるのでしょうね。