チョークペイント®×CHALK PAINT™WAXいろいろ〈カラーワックス編②ブラックワックス〉
鹿児島のアニースローン販売店SANPOH/The Little Ladybirdです。
ご質問の多いチョークペイント®のワックスについてご紹介していますが今回は②ブラックワックスについて綴ります。
チョークペイント®ワックス-ブラックというのが正式名称なのですが、ブラックワックスと呼ばれていますよ。
名前の通り黒色のワックスです。
前回のコラムの内容の通り、チョークペイント®の作品づくりの基本は
好きな色のチョークペイント®+クリアーワックス
です。ですので、ブラックワックスを使う際も扱い方は同じです。
(チョークペイント®+クリアーワックス)×ブラックワックス
という感じです。
〇チョークペイントが乾いたらクリアーワックスで全体をコートするのが基本。
〇そこにさらにブラックワックスで表情を加えます。
コツはクリアーワックスを塗り、布でその余分なワックスを拭いたらすぐに(乾く前に)ブラックワックスをのせること。素材のデザインや、ブラシ跡の凹凸に黒色をひっかけるようなイメージです。
ダークワックスと同様に注意したいのは、白やパステルカラーなどは ×ブラックワックス の効果で色味が変わってしまうこと。
それを考慮して
●大胆に汚したい場合は全体にブラックワックスをのせ、布で拭きとります。
●色味まで変えたくないけど部分的な表現に使いたい、という場合は使用感などをイメージしながら狙った部分に少しずつブラックワックスを置き、布で拭きとります。
〇そして最後にもう一度クリアーワックスをかけ布で拭き取ります。
→この作業時に、ブラックワックスで汚し過ぎた場合はクリアーワックスで黒色を拭き取り多少の風合い調整をすることが可能です。
ここで、ブラックワックスとダークワックスの違いや使い分けが気になります。
どちらも表面保護としての用途や使い方は同じです。
何が違うかと言われれば、雰囲気です^^
茶色のダークワックスは優しい、柔らかい、古ぼけた、素朴な、可愛らしい雰囲気を持っていると思います。
例えば、アントワネットやルイブルーなどのパステルカラーに少し茶色をひっかけてあげるととても愛嬌が出てきます。
黒色のダークワックスはクールな、レトロかつモダンな、工業的な、メリハリのある、渋い雰囲気を持っていると思います。
上の写真のように赤や緑の深い色にもっと深みを持たせたり、反対にグリークブルーのような鮮やかな色の鮮やかさを強調することができます。
個人的には、「ダークワックスがセピア色の写真ならブラックワックスはモノクロの写真」というようにそれぞれの雰囲気を比べることができると思います。
★最後に整理しておきたいのは、ブラックワックスを使う場合も基本はチョークペイント®+クリアーワックス。そしてそこにブラックワックスを重ねるという事です。
チョークペイント®作品に直にブラックワックスを塗ってしまうと、ただただ黒くなり修正がききませんのでご注意ください!
(もしやってしまった場合はワックス面をアルコールスプレーなどで拭き、再度チョークペイント®を塗るところからやり直してくださいね。)
ちなみに、ワックスブラシS/Lというワックスがけ専用のブラシがあります。
もちろん一番効率よくワックス塗布できる道具ではありますが、必ずしも必要というわけではありません。
よくおすすめしているのは、ハードブラシSサイズです。1日目チョークペイント®するのに使い、洗って乾かします。2日目同じブラシをワックス用として使いまわすことができます。もしこのように作業日程に余裕がありましたら是非この方法をおすすめします^^
インスタグラムでも色々な作品をご紹介しています。参考にしていただけましたら幸いです。
https://www.instagram.com/the_little_ladybird._sanpoh/
次回はカラーワックス編③ホワイトワックスの使い方・塗り方をご紹介いたします。
Happy Painting!
SANPOH
The Little Ladybirdやまぐち