チョークペイント®×CHALK PAINT™WAXいろいろ〈基本・クリアーワックス編〉
鹿児島県出水市の小さな庭屋でAnnie Sloan ストッキストのSANPOHです。
お店ではチョークペイント®をはじめとするアニースローン商品の販売と小さなワークショップを行っています。
チョークペイント®を使っていただくお客さまにはご一緒にブラシ、そして仕上げ剤のワックスのご使用をおすすめしています。ここでもう一度チョークペイント®×CHALK PAINT™WAXのいろいろをもっとよくお伝えしたいと思います。
チョークペイント®ワックスにはクリアー(透明)、ダーク(茶)、ブラック(黒)、ホワイト(白)の4種類があり、それぞれクリアーワックス、ダークワックス、ブラックワックス、ホワイトワックスと呼んでいます。
チョークペイント®を使った作品づくりの基本は
チョークペイント®(好きな色)+クリアーワックスです。
①まず、塗りたいものをチョークペイント®の好きな色で2度塗り(お好みで1度塗りでもOK)します。そして良く乾かしましょう。
★室内でも20分ほどで乾くと思いますが、時間に余裕のない場合はドライヤーなどで優しく風を当ててあげると早く乾きます。(ドライヤーは高温を避け塗装面に近づけすぎないで!)
★あまり丁寧に塗ろうとせず楽しく縦横無尽にブラシを動かすこと、チョークペイント®を水で薄めすぎないのも「チョークペイント®ならでは」を味わうポイントです。
②次にクリアーワックスでチョークペイント®で塗った表面をコートしていきます。
★この時使うのがアニースローンのワックスブラシ。Sサイズで十分です。このブラシがあれば効率よくワックスを塗装面に塗り広げ塗装面の凸凹にまでワックスをしっかりと届けることができます。
★さらに、下の写真のような布(着古したTシャツなどの切れ端)をご家庭で用意し余分なワックスを拭き取ったり仕上げの撫で拭きに使います。ブラシを使わずすべてこの布でで代用し塗り広げてもOKです。
★また、チョークペイント®の塗装(色塗り)とワックスがけの作業を別日に分けて行う場合は、色塗りに使ったアニースローンのハードブラシ(豚毛)をしっかり洗って良く乾かしワックスがけにも使いまわすことができます。
ワックス塗布に使った後はなるべく早めにぬるま湯と石鹸で油分をすっきり洗い落とします。ペイント作業の効率を上げてくれる道具たちはお手入れをすることで繰り返し使っていただけます。
★ワックス塗り作業の進め方はガサガサの手にハンドクリームを塗り込むようなイメージ。ブラシでワックスを取り、塗り広げ、布で余分なワックスを拭き取ります。
チョークペイント®面にワックスがのると下の写真の顔の部分のように、濡れたように色が濃くなります。日が経ってワックスが硬化するとともに元の色に近づいていきますが、この色の差を目安にしてワックスが全ての面に一度はのるように丁寧に塗りましょう。
★家具などの大きな面に塗装した場合は一度に全域にワックスを塗るのではなく、少しの範囲ずつ「ブラシでワックスを塗り届け→布で拭き上げる」を繰り返し、全域をコートしていきます。
上の写真では引き出しの部分をオンフルールという茶色のチョークペイント®でペイントしていますが、上段の2つの引き出しはクリアーワックスを塗布。下の引き出しはワックスがけをしていません。
ペイントして3年以上経過していますが、ワックスでコートした部分とそうでない部分の差は歴然ですね。ワックスがけした部分はチョークペイント®の色が美しくキープされています。室内の家具をチョークペイント®なさる際にはぜひ、クリアーワックスの仕上げをおすすめいたします!
(ちなみに、屋外の場合はワックスは不向きです。
チョークペイント®を塗ったらそのままか、アニースローンラッカーをおすすめしています。)
チョークペイント®×CHALK PAINT™WAXいろいろ〈基本・クリアーワックス編〉
いかがでしたでしょうか?
作業の前、作業中に気になることや疑問がありましたら何なりとお尋ねください。
リトルレディバード(SANPOHのペイントWebショップ)のインスタグラムでも日々の作品やアニースローン商品の使い方のコツなどをご紹介していますので是非覗いてみてください。みなさんの作品画像もお待ちしております!
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次回はカラーワックスについて綴ってみたいと思います。
それでは、Happy Painting!
SANPOH
The Little Ladybird やまぐち