2019年春 ドアの塗り替え
SANPOHのお店の道路側のドア。
木製です。ちょっとばかり思い入れがあります。
当初はオイル塗装していたのですが、
2年目の春に再びオイルで手入れをしたら下の写真のように、うんと色が濃くなってしまいました。
「なんだか違うな・・・。」
と少しがっかりしていたところに出会ったのがチョークペイントです。
勇気が要りましたが、選んだ色はシャトーグレー。
この色なら外さないかな、と思いました^^
シャトーグレーは優雅で落ち着いたグレーグリーンです。
きれいに色を出すために、オールドホワイト(アニースローンの基本の白)で下塗りをしてから、シャトーグレーを重ね塗りしています。
お庭まで明るくなり、とてもとても嬉しくなったのを覚えています。
(チョークペイント CHALK PAINT™ は本来、室内の装飾用塗料です。
このように外で使用する場合はいくつかのコツがありますので、使ってみたい方は事前にご相談ください。)
屋外の木部をチョークペイントでペイントする場合、基本的に私たちはアニースローンワックスは使用しません。
チョークペイントのみで仕上げます。
このドアがある場所は雨風が直に当たり、夏場はさらに日が落ちるころまで強い西日が射しています。
最も条件が悪い場所だと思いますが(さらにこの後5月から8月の3か月間毎日雨が降り続けるという大変な年でした。。。)このドアは1年半で塗り替えの時期が。
さあ、お次はどんな色・・・?
もう少しでどこでもドア色にしてしまいそうでしたが、縁取りだけをスカンジナビアピンクに。
扉には、オリーブにアンティーブグリーン、フローレンスなどの緑色を混ぜてさらにオールドホワイトを加えながら自分なりのカラーを作ってラフに塗ってみました。
全体的に見ると塗り替える前のシャトーグレーに似たグレイッシュな淡いグリーンになりました。
そして足もとにアニースローンのステンシルシートを使ってでラベンダーの柄を施してみました。
直ぐ側にあるジューンベリーの枝葉の影が映る夕暮れ時はとてもキレイで水やりの時間が毎日楽しみでした。
それからまた1年経って、春。
また塗り替えです。
度々のリペイントでペイントの層も厚くなって来ました。
古い層を剥がせるだけ削り落としてから新しい色を重ねます。
選んだのは透明感のある深いグリーン。
アムステルダムグリーン。
この色はまた光を浴びると輝くように瑞々しい気持ちのいい緑色です。
仕上げは我が家の子ども画伯にお絵かきを頼みました。
そして、今年約2年ぶりに塗り替えた今回の色は赤です!
プライマーレッドという落ち着いた赤。
中国の漆器の色に着想を得て作られたというこの色はこれまでわたしの中で下地の色、とても控えめで地味な色、という印象でした。
クリーム色の漆喰壁のエイジングもかなり気になってきましたが、
縁取りをオリジナルという(オールドホワイトより)やや温かみのある白で。
扉をプライマーレッドで。
行ったことのない北欧の街の小屋をわたしなりにイメージしてみました。
実は、このプライマーレッド。
この5年、SANPOHのお店で一番出番待ちが多いカラーでした^^
思い切って外に連れ出してみるとなんてロマンチックな色でしょう。チョーキーな(粉っぽい)のネーミングの通り、ワックス処理なしのペイント表面はやや白く粉を吹いたようになって、赤というよりはローズのような上品な赤ピンク色に見えます。
壁の汚れまでもわたしにはいい感じに見える。
というわけで今年の塗り替えも大成功!!満足満足。
落葉樹の静かな芽吹きの季節から、新緑が勢いよく出揃う場面をとても素敵に引き立ててくれています。
春先の白や薄ピンクの小花や、これからの時期にそばに置きたい寒色系のお花とも相性がよさそうでまたまた楽しみです。
Annie Sloan CHALK PAINT™で皆さんもお好みのカラーを暮らしに取り入れてみませんか?
はじめは少し勇気が必要かもしれませんが、印象的なカラーを側に置くことが皆さんの生活までも印象的にしてくれることは間違いありません。