スカンジナビアンピンクのカップボード
こんにちは。
鹿児島県出水市で小さな庭屋&アニースローンチョークペイントの
販売店をしていますSANPOH Inc. ゆみです。
今日は「アニースローンペイントのある暮らし」をテーマに綴っています。
末っ子の自分。
昔からお下がりばかりでした。
いとこのお兄ちゃんが着て、その弟が着て、姉が着て、
わたしが着て・・・・。
生まれて初めての自転車はもちろん錆びていて、
生まれて初めての学習机は近所のおじいちゃんが
拾ってきてくれた鼠色のスチール机^^
さすがに「なんでわたしのものは買わないの!」とひっくり返って
すねたこともありますが
気が付けばすっかりお古大好き人間に育ってしまいました。
特に海外のアンティーク、ビンテージな家具はデザインも豪華で
ロマンチックでひときわ存在感がありやっぱり憧れます。
そんなわたしたちが夢中になっているのは
身近な道具のリサイクルにアップサイクル。
セカンドハンドショップでゲットした愛嬌のある道具を
材料として利用したり、自分好みに手直しして
よみがえらせます。
セカンドハンドショップで選ぶ時のポイントは第一印象だと思います。
そのものを見るというより、雰囲気を買います。
素材にするのだから少々壊れていようと構いません。
それより温かい感じを持ってるとか、すわり心地がいいとか、
ここのカーブが好きだな、とかこの木質は信頼できるとか・・・
そして「出会った時がタイミング」です^^
お店の方と交渉して購入した道具は、
しっかりクリーニング。
分解できるところまで分解して、ほこりや汚れを落とし
風に当てます。
消毒用のエタノールなどで丁寧に拭いたり、
サンドペーパーで磨いてみたりすると
気分もスッキリ。
壊れた部分があれば調整したり
取り替えたりして手直しします。
劇的に雰囲気を変えたいなら、
あとはチョークペイントの色や塗り方を選ぶだけです。
このカップボードは
スカンジナビアンピンクとオールドホワイトで
ペイントすることにしました。
もともと塗装の効いた家具なので
まず1度塗り。
スカンジナビアンピンクで全体をさささっと
塗ります。
この色を見るとフラミンゴが思い浮かびます^^
ココという色でペイントしたダイニングテーブルと
合わせたいので、2層目はスカンジナビアンピンクに
オールドホワイトを混ぜてトーンを落とし
ソフトな優しいピンクをつくりました。
ガラス扉がついていますができるだけ素朴な
雰囲気にしたく混色の分量もざっと1:2ぐらい。
混ぜ方もきちんと混ぜず、ラフに塗り重ねていきました。
チョークペイントにはフレッシュで甘くなりすぎない「アントワネット」という
ナチュラルなピンクもありますね。
今回作ったこの色は、アントワネットより黄み寄りで
素朴な印象になります。
☆もともと塗装のない部分(引き出しの中や側面など)は
新たにペイントしなくて大丈夫。
手順としては塗りにくい部分から。
そして上部から下へ作業をしていきます。
広い面を効率的に塗れる大き目のブラシと、細かい部分にきちんと届く小さな刷毛が
あると作業は楽々です。
チョークペイントの乾きって早くて助かりますよ!
そして次の日の作業。
ソフトワックスがけです!
ここでわたしはちょっと失敗。
一気にクリアワックスを塗って
その後、一気にダークワックスを掛け使用感を表現してしまおう!
と考えたのでした。
でも、面積が広いので他の部分を塗っている間に
始めに塗ったクリアワックスもダークワックスも
乾き気味に・・・
結果、ダークワックスでやや控えめに表現したかった使用感が
ばっちり汚れた感じになってしまいました。
上から再度クリアワックスをかけて拭いても、
うまくダークワックスの色が調整できず、薄汚れたカップボードに
なってしまいました・・・^^
☆広い面にワックスがけをする場合は
いっぺんに済ませようとせず、
少しの範囲ずつ「塗って→拭き取って」を繰り返す。
これが品よく仕上げるポイントですね^^
側面がちょっと汚くなっちゃいましたが、仕上げにサンドペーパー#400・#600で
使用感を出して2カラーエイジドルックのカップボードが完成です。
このカップボード、お家で使う予定だったのに
未だにお店に居座っています。
お家へ来るのはいつかしら?
ピンク狂だったはずの娘もいつの間にやらすみれ色グループのファンに
心変わりしてしまって・・・
アニースローンでお下がり家具を自分らしく手直し。
簡単アップサイクリング、みなさんも挑戦してみてくださいね!