ワークショップ『バラの剪定教室2014』
こんにちは。
鹿児島県出水市で小さな庭屋を営むSANPOHです。
先日、2月1日㈯に行いましたワークショップ
『バラの剪定教室』の様子をご報告いたします。
昨年に続き出水市のHさまご夫妻のお庭と畑をお借りして
午前の部8組11名、
午後の部6名の皆さまにご参加いただきました。
ぽかぽか陽気にも恵まれて本当に良かったです。
木立性のバラ、ツル性のバラに分けて
まずは剪定のポイントをご説明します。
初めについている葉を落として
込み入った枝や明らかに不要な枝を落として・・・
と、一つずつ整理していきます。
「この中で一番古い枝はどれだかわかりますか?」
「どこで切り落としたらいいでしょう?」
枝を落とすたびに「え~!」
「そんなに切っちゃうの?」
「わたし(バラが可愛そうで)できないわ!」と
みなさんおきまりのリアクションをしてくださいました(笑)
みなさんと考えながら3~4株を剪定したところで
畑に移動して
さあ、実践ですよ!
一人一株自分のバラを決めて
実際にはさみを握って剪定します。
「うわぁ~、難しいな。」
「やっぱり無理だ、もう山口さんに頼んだ方が早いよ。」
何て声も・・・(笑)
そうです。
バラの形は株ごとに違います。
1回、2回ではコツを掴むのも難しいはずです。
(なのでSANPOHもしつこく、このテーマのワークショップを3年以上は
続けたいと思っています・・・)
大切なのはバラと向き合って対話をする事かもしれません。
枝の様子からそのバラの状態を見極めて
どの枝を生かしてあげればいいかを考えます。
春に花を咲かせる様子をイメージすることで
バラと気持ちを通わせます。
あちこちでお隣さん同士が集まって相談が始まっていました。
わたしたちSANPOHがこのような会を行う本当の目的は
バラの剪定達人を作ることではありません。
それは、お庭に出る楽しみを感じていただきたいからです。
そして庭を楽しむ人を増やすことによって
街を温かく、明るくしたいと願うからです。
例えば中学生や高校生が暗くなった夜道を徒歩や自転車で帰宅する場面を
イメージしてみてください。
メインの通りから一歩入れば真っ暗です。
おそらく十分な街灯を全ての道に準備するのは
とてもとても大変なことだと思います。
でも剪定教室にご興味を持ってくださったみなさんのような方が
昼間庭先でバラと向き合ったとしたら・・・。
庭に出て家族や友人と楽しい会話をしたら・・・。
学生さんが家に帰るころ
日が沈んであたりが真っ暗になっていたとしても
人の温かな気配がそこには残っていると思います。
煌々とした灯りが無くても
明るい雰囲気が道行く人を知らず知らずのうちに
温かくしてくれるのではないかと思うのです。
ご参加くださった方の中には
SANPOHでお買い上げいただいたガーデニンググッズやはさみを
身に着けてきてくださった方がたくさんおられ
とても嬉しかったです。
また、今回出展していたミニショップでは
麻ひもやグローブなど手に取ってくださりありがとうございました!
大事にとっておかれずに、是非大事に使ってくださいね。
そして皆さんのお家の周りから
街を温かく明るく幸せにしていってください・・・。
最後のTea timeと自己紹介。
お花好きが縁でお友だちが増えたり、
お庭がストレス発散の場になっていたり、
お庭に興味が出て忙しくなっちゃった人がいたり・・・
みんなそれぞれに素敵なエピソードを紹介してくださいました。
「え~、どこどこ?今度行くから!」
午後の部では早速こんなお話が始まっていましたよ(笑)
みなさま、貴重な一日を本当にどうもありがとうございました。
またバラのお花が咲くころにお会いできるといいですね。
最後に記念撮影。
本日も「お庭日和」でしたね。
駐車場を快くお貸しくださったダスキンゼンエイの
有限会社ハタナカさま、誠にありがとうございました。
そしていつも明るく迎えてくださる素敵なローズガーデンのオーナー、
Hさまご夫妻に心より感謝いたします。