くらし・手づくり・ガーデニング
『お庭に家族の笑顔を増やしたい』
鹿児島出水の小さなお庭屋さん、SANPOH社の「手づくり」研究室
研究ファイルNo.16 秋の宝物を拾ったら
先週、秘密の場所へ出かけました。
ある方に会うため。
どうしてもお話をしてみたくなって
押し掛けてしまいました。
その方は大自然の中に住んでおられ
思いがけず秋を満喫させていただきました。
普段から樹木を扱っていますが
たまにはお庭を飛び出して
樹木が自生する地を訪れるのもいいですね。
厳しい環境の中にある樹木は
枝葉もその色もとびきりおしゃれに見えました。
悪天候の中
名前も知らない木が何とも言えない色に紅葉して
草原の中に力強く立っているのが印象的でした。
山に一人こもる武士か
孤高のスーパーモデル。
わたしにはそんな感じに見えました(笑)。
おみやげに大きなどんぐりと
どんぐり帽子もいっぱい拾いました。
帰ると、KOUBAに木の実がたくさん集まりました。
いがぐりと松ぼっくりは主人の妹のりなちゃんが
拾ってきてくれたおみやげ。
大好きな楓の木(ふうのき)の実は実家の母からの
海の中道公園のおみやげ。
どんぐりは煮沸をすると長持ちすると聞いたので
早速煮て乾かしました。
自然のなかのかたちって
よくできていますね。
さて、
実はSANPOHには隠れキャラがいるんです。
ハリネズミのCOCO。(性別不詳なので呼び捨てしてください)
その姿は子どもにしか見えないらしく
うちのおはなぼーはしょっちゅう追いかけていますが
わたしたちには見えないんです・・・。
イギリスなどではハリネズミはお庭の番人と言われているんだとか。
害虫となるナメクジなどを捕食してくれるからだそうです。
今週は木の実を使ってCOCOの
小さなマスコットを作ってみます!
原毛から作る手づくりフェルトを御存知でしょうか?
手芸店に行くと色々な色の原毛が手に入ります。
ふわふわの原毛はその色をミックスして自分の好きな色や
思いがけない風合いを出すことができます。
お湯や洗剤で繊維を絡ませてフェルト化していく方法と
今回わたしは初挑戦、専用の針でさして繊維を絡ませフェルト化する
方法があるようです。
材料
原毛(百円のお店にもあります)、どんぐり帽子、栗のとげとげ
用意したもの
ニードルフェルト針(手芸店か百円のお店で手に入ります)、
スポンジ(作業時下に敷いておきます。発砲スチロールや
専用のマットも売ってあります)
ニードルフェルトは初めてなので
手芸メーカーさんのHPで動画を見て作りました。
①原毛を必要量とって色をミックスしました。
強く引っ張らないようにすっと引き抜いては重ね
引き抜いては重ねを繰り返します。
②端からくるくると丸めて大体のかたちを作りニードルフェルト針で繰り返し刺します。
一か所を集中的に刺すとそこだけへっこみます。
なので丸くしたい時は色々な方向からゆっくり刺したり抜いたり。
反対に、くぼみをつけたい時には集中的に刺すとへこみます。
(作業はスポンジや発泡スチロールなどの上で行います)
③耳、鼻、目などはごく少量の原毛でパーツを作り
ニードルフェルト針でちくちくと植えこむように刺していきます。
ハリネズミは突き出た鼻とつぶらな目が命ですよね。
ちくちく、ちくちくかたちを整えていきました。
④ぽーんととげの部分になるどんぐり帽子と
栗のとげとげを背中にのっけて出来上がり!
COCOとそのパパでしょうか?
時間もそんなにかからずにできました。
これは秋冬の楽しみが増えそうですよ!
怪我と後片付けにしっかり気を付けて挑戦してみてください。