ガーデニング・エクステリア
3.いろいろな目線から楽しむ
大森 信哉氏(以下O) 奥様(以下M)
O:先日、テレビで京都の庭師に関する番組を観ていました。
やっぱり何百年と続いてきている技術は、さすがですよ。
雑木のお庭も今は流行りでしょうけど、灯篭などを据えた和のお庭もいいですね。
山口 嵩明(以下T) 山口 ゆみ(以下Y)
T:いいですよね!
ただ、今は和風庭園といった需要が少なくなっているのが現状だと思います。
自宅に和風庭園というよりも、公園やお寺などで和風庭園を楽しむ方が増えている
ようですね。
お寺巡りは、好きな方が多くなってきましたね。
O:なるほど。
T:和風庭園のような風情のある風景を求めてはいるのでしょうけれど、自宅のお庭として
所有するという考え方が薄らいでいますね。
Y:管理してまで!というよりは、ちょっとの時間だけそこの場所にいくという考え方に
変わってきていますね。
O:小さなお庭でもやはり、癒されますよね。
ひとつの空間の仕切りの中だけでで考えると、自然に入り込んでいると錯覚しますよ。
T:確かに、大きさではないですよね。
O:私の自宅には、お風呂場から見るためのお庭があるんです。
T:坪庭ですか?
O:坪庭ではなくて縦長なんです。
盆栽の考え方と同じようにつくっているんです。
自分の目の高さに、土の高さを設定しています。
T:土の高さを上げているんですか?
M:そうですね。湯船に浸かった時の高さですね。
O:盆栽でも、自分が小人になった気持ちで観ると言うじゃないですか?
それとお同じ考え方ですよね。
狭いお庭などは特に目の高さを低く設定すると見え方が変わってきますよ。
T:なるほど。
確かに、そこのお庭で過ごされる方々の生活する目線も大事ですね。
M:お風呂場から見えるお庭の敷地形状が特殊で、先に行くに連れて敷地が
狭まっているんです。
O:だからさらに遠近法でずっと奥まって見えるんですよ。
T:今度、見せてくださいね!
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次回は、「 お庭のある生活 」というテーマでお送りします。